土曜の銀座のお楽しみ。
ふらっと来て頂ければ、ちょっと贅沢なワインをすこしづつ…。そんな時間をシノワ銀座で過ごしてみませんか?
普段なかなか飲み比べる機会の少ないワインをお楽しみください。
30 Saturday
2017、年の瀬を味わい深いこの一杯で振り返る・・・
- 1983 WARRE'S Vintage Port ワレ ヴィンテージ ポート
¥2,500 税込 ¥2,700
23 Saturday
世界で最もエレガンスなワインを造る男クリストフ・ルーミエ 唯一無二のモノポール
- 2007 Morey Saint Denis Clos de la Bossiere / George Roumier モレ サン ドニ クロ ド ラ ブシェール / ジョルジュ ルーミエ
¥5,980 税込 ¥6,458
16 Saturday
ラフォン伯爵、ピノ・ノワールの流儀
- 2012 Volnay 1er cru Santenots du Milieu / Comtes Lafon ヴォルネイ サントノ ドゥ ミリュー / コント・ラフォン
¥2,800 税込 ¥3,024
9 Saturday
ナパヴァレー シャルドネ五神の一人 その名も「ジョン・コングスガード」
- 2009 Kongsgaard Napa Valley Chardonnay コングスガード ナパ・ヴァレー シャルドネ
¥3,200 税込 ¥3,456
2 Saturday
~シノワ銀座 深まる秋に熟成ボルドーコレクションを・・・Ver.5~
ポイヤック村に君臨するヴィルジニー王女の優雅
近年、格付け改定がなされたら一級に格上げになるだろうと言われる「スーパーセカンド」としていくつかのシャトーが上げられますが、ピション・ラランドはその中でも独特の存在感を放っています。
ポイヤックという場所にありながら、メルロの割合が多く、まるでマルゴー村のワインのような柔らかく上品なワインが造られます。
そうした女性的な味わいはシャトーの生い立ちが関係あるのかもしれません。
実は元々ピション・バロンとピション・ラランドは一つのシャトーでした。
遡れば二つのシャトーの歴史は17世紀にまで歴史を遡ることができます。
その時代のボルドーの議会長であったジャック・ドゥ・ピション・ロングヴィル氏によってシャトーの名声が高まり、その後長い間シャトーはその名声を維持し続けますが、当時の当主であったバロン・ジョセフ・ドゥ・ロングヴィル氏は5人の子供達にシャトーを分割して相続しようと考えていました。
その5人の子供の一人、ラランド王の下に嫁いでいた次女(ヴィルジニー)がワイン造りに強い関心を示すようになったため、シャトーを分割し、ラランド王国の王女(コンテス・ラランド)の名前を持つシャトーになったのです。
男兄弟(ラウール)が相続したピション・バロンの方はがっちりとした、筋肉質で力強い男性的なワイン。
姉妹が相続したピション・ラランドの方は知的で品がよく、滑らかな女性的なワインが造り出されます。
ピション・ラランドの流儀は、「アタックはあくまでデリケートに。しかし中間から一気に広がってくる圧倒的な果実味、
そしてフィニッシュには遠慮しない。」というもの。エレガンスと力強さを兼備するそのしなやかなスタイルは、
「ポイヤックの貴婦人」 として一目置かれています。
長い歴史の中育まれた、王道ボルドーで締めくくる特別な夜をご案内いたします。
- 1998 Château Pichon Longueville Comtesse de Lalande シャトー ピション ロングヴィユ コンテス ド ラランド
¥4,800 税込 ¥5,184
25 Saturday
~シノワ銀座 深まる秋に熟成ボルドーコレクションを・・・Ver.4~
鮮やかな山吹色のエチケットにサンジュリアン村の紅葉を想う
山吹色のエチケットがトレードマークのデュクリュ・ボーカイユ。
デュクリュ・ボーカイユーは、木々に囲まれた、ジロンド河がよく見える、絵葉書のように美しい風景の中にあります。
シャトーの名はかつての所有者だったデュクリュの名と、畑一面に広がる美しい小石(ボー・カイユ)に由来しています。
もともとは小石が多く、農作物を育てるのに不向きだったため、この一帯の畑はモーカイユ(ろくでもない小石)と呼ばれていました。
しかし、逆に排水性が良く、ブドウ栽培には最適であったため、ボーカイユと言われるようになりました。
ボルドーの偉大なワイン産地の中でも、豊かな表情に独特の魅力を持つサンジュリアン村。
シャトー・デュクリュ・ボーカイユは、そのサンジュリアンらしいワインとして、またバランスがよくとれ、非常に果実味に富み、膨らみのある味わいで、なめらかでエレガンスなワインスタイルが高い人気を誇っています。
パワフルなワインとは対極にある気品あるいかにもフランスワインらしいクラシカルな味わいをお楽しみください。
熟成したボーカイユをグラスで飲める機会もなかなかありません。
この機会に是非いかがでしょうか。
- 1983 Chateau Ducru-Beaucaillou シャトー デュクリュ ボーカイユ
¥4,900 税込 ¥5,292
18 Saturday
~シノワ銀座 深まる秋に熟成ボルドーコレクションを・・・Ver.3~
サンテステフ村の「マハラジャ」と呼ばれた男
メドックで異彩を放つ存在であるコス・デストゥルネル。
初代のオーナーであるデストゥルネルは、インドで売れ残って持ち帰ってきたワインを「インド帰りのワイン」として販売して話題となったり、醸造所をパゴタ(寺院)風の作りとしたりと、画期的なアイディアの持ち主でした。
その後、オーナーは変わっていきましたが、ワインの品質を落とすことはなく、常に1級シャトーに肩を並べるほどの品質を維持してきました。
今日では「スーパーセカンド(1級並みの品質をもつ2級)」の一つとして、再注目されています。
そのブドウ畑は、昔の言葉で“砂利の丘”を意味する「コス」という場所にあり、眼下にはすぐ隣にあるシャトー【ラフィット】が見渡せます。
傾斜がきつ目のその丘は、一目見ただけでも、排水性が高く、凝縮されたブドウが出来ることは容易に想像できます。
また、丘の下部には、表土が薄くてすぐ石灰岩の層に到達する地層があり、ここには40%と高いの比率を占めるメルローが植えられていて、このシャトーの特色にもなっています。
このシャトーのワインは、エレガンスな香りとサンテステフらしい力強い味わいをもち、
オフビンテージでも品質の高さに定評があるため、安心感があります。
またサンテステフのワインらしく、しっかりとタンニンを含んでいるため、かなり寿命が長いのも特徴です。
スーパーセカンドのなかでも特に人気の高い「コス」をグラスで飲めるこのチャンス、お見逃しなく!!
- 1983 Château Cos d'Estournel シャトー コス デストゥルネル
¥4,900 税込 ¥5,292
11 Saturday
~シノワ銀座 深まる秋に熟成ボルドーコレクションを・・・Ver.2~
名は体を表す、ポムロールの象徴「小さな村」
AOCポムロールは、AOC名の由来となっているポムロール村と、南西に接するリブルネ村とラランド・ド・ポムロールの一部を含む約800ヘクタールの畑が指定されています。
ポムロール村は、AOCポムロールの評判の高さに反してとても小さな村で、歴史的や文化的な建造物はなく、起伏の少ない平たんな台地に田園風景が広がっています。
この地のワインの評価は20世紀の初めに高まったが、それまでは隣接するサン・テミリオンと同一視され、その名はほとんど知られていませんでしたが、現在はシャトー・ペトリュスやシャトー・ル・パンなど、揺るぎない名声を誇る銘柄があることで知られています。
ポムロールのワインはメルロー種を主体とし、カベルネ・フラン種をブレンドして造られます。
そのため、メドックのものよりもタンニンが少なく、一般的に色調は濃く輝かしいルビー色で、よく熟したプラムの芳醇な香り、渋味と酸味が豊かで口当たりは柔らかく、アルコール分が多めのコク深い味わいで、熟成に向いています。
メドックのワインに比べると、シャトーの規模が小さく生産量が少ないため、希少価値があり価格の高騰が激しいのですが、
しかし品質は相対的にバランスよく高水準で、ポムロールでは公的格付けはなされていないが、
平均的にシャトーワインの質が高いと言われます。
プティ・ヴィラージュは所有者の動きが激しいシャトーで、現在はメドックのピション・バロンやソーテルヌのスデュイローを所有する大手保険会社アクサミレジムが所有しています。
1971年にメドックのコスデストゥルネルのオーナーが参加したことで、品質が劇的に向上し、素晴らしいシャトーとして認知されました。
現在のスタイルは強いオークの香りとまろやかで円熟した果実味が特徴的ですが、1983年当時はもう少しクラシックな印象です。
熟成したメルローの官能的な香りがなんともいえない素晴らしい風味を醸します。
小さな村(プティ・ヴィラージュ)から生み出される偉大な味わいをお楽しみください。
- 1983 Chateau Petit Village シャトー プティ ヴィラージュ
¥3,200 税込 ¥3,456
4 Saturday
~シノワ銀座 深まる秋に熟成ボルドーコレクションを・・・Ver.1~
太陽王ルイ14世の愛したマルゴー村のフィネス
メドックのなかでも美しいシャトー(城)を持つことで有名なシャトー・ジスクール。
450haという広大な敷地のなかには広い森と湿度と風を調整する人口湖を持っています。
シャトーの歴史は古く、1330年代へと遡ることのできる由緒あるシャトーで、17世紀には、当時の国王ルイ14世へワインを献上していたことが記録に残っているほどです。
シャトーの畑は、ジロンド河から近い斜面の上部にある深い砂利質土壌。
水はけがよい最上のテロワールから生まれるワインは凝縮度が高まり、堅固で気丈な個性を感じる味わいとなり、『はずれ年』でも、ジスクールは品質の点でボルドーの大半の著名なシャトーのものを上回っていた。」とワインアドヴォケイト誌で賞賛されるほど。
あまり良くないヴィンテージであっても卓越したワインを造っているのは、ジスクールの畑がバラエティーに富んだ砂利が堆積した小高い丘の上に位置していることが大きく関わっています。
特徴としては、深みのある、場合によっては光を通さないほど濃い色合い、有り余るほどの凝縮感、たっぷりのタンニンによる筋肉質でリッチな造り。
若い時にはその真価が完全に表現されているとは言いがたい状態ですが、十分に熟成された本当の飲み頃のワインはまさにマルゴー村を体現したフィネス(繊細さ)を感じとれます。
秋の夜長を30年の時を超えたボルドーワインでお楽しみください。
- 1986 Chateau Giscours シャトー ジスクール
¥3,100 税込 ¥3,348