土曜の銀座のお楽しみ。
ふらっと来て頂ければ、ちょっと贅沢なワインをすこしづつ…。そんな時間をシノワ銀座で過ごしてみませんか?
普段なかなか飲み比べる機会の少ないワインをお楽しみください。
29 Saturday
~黄金の滴の甘美な誘い~
ソーテルヌ 琥珀ドリーム
ボトリティス・シネレアというカビの一種である菌に侵され、水分が蒸発し、さらに貴腐香とよばれる独特の風味がつく、わずかに残った果汁から造られる貴腐ワインは黄金の滴と呼ぶに相応しい。
世界中の貴腐ワインの頂点の産地の一つが、フランス、ボルドー地方のソーテルヌです。
スデュイローはその中において、第一級という、シャトーディケムに次ぐ格付けを与えられています。
1989年はソーテルヌにとってはグレートヴィンテージに当たります。
ローストしたナッツ、もしくはペースト状のナッツ、バター、カラメル、マーマレード、
トロトロになるまで煮詰めたトロピカルフルーツなど幾重にも香りと味わいが織りなすハーモニーはまさに至極の味わいです。
うっとりする程、官能的な味わいの旅に、いざいかん!!
- 1989 Chateau Suduiraut シャトー スデュイロー
¥2,100 税込 ¥2,268
22 Saturday
~チャートンのトップ・キュヴェで~
NZのビオディナミスト
チャートンは、サム&マンディー・ウィーヴァー夫妻によって営まれている小さなマールボロのワイナリーで、1997年からワインの輸出を行ってきました。
単一畑のベスト・エンドは青みと力強い果実味。複雑な奥行きのある味わい。
同じく単一畑のアヴィスは急傾斜の日照量の多い畑。
ピュアな印象のNZのピノ・ノワールと一線を置く、ブルゴーニュライクな味わい。
ヴィオニエは、品種個性らしいアロマティックな味わい。
ほど良い酸味が印象的で、野暮ったくなりがちな同品種の欠点は全く感じられません。
今、話題の飛ぶ鳥を落とす勢いで乗りに乗っている生産者、チャートン。
NZワインの可能性を感じてください。
- 2015 Sauvignon Blanc Best End ソーヴィニヨン・ブラン ベスト・エンド
- 2013 Viognier ヴィオニエ
- 2013 Pinot Noir Abyss ピノ・ノワール アヴィス
¥3,000 税込 ¥3,240
15 Saturday
~イタリアン・ドリーム~
ブルネッロ創始者、ビオンディ・サンティ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、北イタリアピエモンテ州のバローロ、バルバレスコと並んでイタリアの3大ワインと言われています。
このワインは、トスカーナ州の非常に貧しい農村のある一家6代にわたる研究と継承によって生み出されたということが、法律的にも認定され、しかもそれまではほとんどが地元消費用であったイタリアワインとしてははじめて、世界トップクラスの品質を認められたという歴史を持ちます。
イタリアン・ドリームともいうべきブルネロの本家本元、ビオンディ・サンティの飲み頃に
入った素晴らしい味わいを是非お楽しみください。
- 2003 Brunello di Montaltino / Biondi Santi ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ / ビオンディ・サンティ
¥3,000 税込 ¥3,240
8 Saturday
~絶対王者の風格 シャンベルタン~
熟成ブルゴーニュの醍醐味
ドメーヌ・ルイ・レミーは、1821年設立。
現当主のシャンタル・レミー女史で6代目。
大変有名だった名門ドメーヌですが、1980年代から徐々に人手が足りなくなり、とうとう1989年には畑の大部分を売却してしまいました。
この特級シャンベルタンの畑も、実はその時に半分を売ってしまったんです。
売った相手というのは、あのルロワ!
高額で売られているドメーヌ・ルロワの特級シャンベルタンは、このルイ・レミーの畑だったんです。
ルロワが手に入れるほどの畑ですから、立地条件は抜群。
生み出されるワインのスタイルはクラシックで緻密。抽出はあまりせず、全てのアペラシオンで新樽比率が3分の1程度と低く、2年間の樽熟成をさせ、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。
また、「ブルゴーニュは熟成させてから飲んで欲しい」という考えから、生産量の約3分の1は飲み頃と判断するまで販売をしない方針を採っています。
1992年ヴィンテージはブルゴーニュの当たり年。
しっかりとぶどうが成熟したおかげで若いうちは固く閉じこもり、口をすぼめてしまうほど荒々しかったタンニンもドメーヌのセラーでじっと熟成したおかげで味わい全てが一体となった素晴らしいワインに変身しています。
クラシカルな「シャンベルタン」をお見逃しなく!
- 1992 Chambertin / Louis Remy シャンベルタン / ルイ・レミー
¥3,200 税込 ¥3,456
1 Saturday
~ロゼ シャンパンの誘惑~
桜、ひらひら 泡、しゅわしゅわ
さあ、春です。
ロゼ・シャンパーニュで乾杯です!
1985年にアラン・ティエノ氏により設立された新進気鋭のメゾン、「ティエノ」。
アカデミー賞公式シャンパーニュとしても2013、2014年と2年連続使用されたことで日本でも現在爆発的な人気を誇っています。
味わいは極めてエレガントで繊細。アロマティックで小粒のベリーを連想させながらしっかりとした芯も併せ持ちます。
1776年から一貫した家族経営を貫く老舗中の老舗、「ルイ・ロデレール」からは2011年ヴィンテージをご用意しました。
ティエノに比べ、ピノ・ノワールの比率が高いこともあり、味わいに旨みと広がりが感じられます。
野生の赤いフルーツやフルーツの皮のようなニュアンスもあり、複雑な味わいです。
艶やかなロゼ・シャンパーニュであなたの頬も桜色。
幸せな時間をお楽しみください。
- N.V Thienot Brut Rose ティエノ ブリュット ロゼ
- 2011 Louis Roederer Brut Vintage Rose ルイ・ロデレール ブリュット ヴィンテージ ロゼ
¥2,900 税込 ¥3,132
25 Saturday
~世界で活躍する日本人シリーズ~
私市 友宏(きさいち ともひろ)氏(カリフォルニア・ソノマ)
コネもない、経験もない、言葉も喋れない、既婚、3歳の娘もいる、しかし自らのワインを造りたい、そんな想いだけで渡仏する勇気ありますか・・・?!
私市氏は大阪生まれ、大学卒業後、家業の酒販店を継ぎます。
仕事上、沢山のワインに触れてきましたが、ブルゴーニュの至宝DRCの「ラ・ターシュ」を飲んだ時にワインメーカーとしての道を歩むことを決意したそうです。
1991年に渡仏し、一年間ジュブレイの名門アルマン・ルソーで修業後、1992年に渡米、ソノマ大学に通いながら、醸造学を学び、平行していくつかの名門ワイナリーで収穫労働者からはじまり、セラーの管理、科学分析、醸造責任者まで務め、99年に遂に買いブドウからですが、自身のワインを生産します。
ワイナリーの名前の由来は渡仏する時に友人から「夢か幻のような話・・・。」と言われた事が心に強く残っていたのだそうです。
幻想的なラベルは、月(幻)を追いかける羊(ムートン・ロートシルト)と鷹(スクリーミング・イーグル)で仏・米を代表するワイナリーと今の自身を描いているとか。
現在はもちろん自社の畑からワインを生産しますが、年間生産量は各キュヴェ、300ケース程と、まさに幻のような量です。
このワインを飲んで、あの頃の熱い気持ちを想い返す、なんていうのもたまにはいいかもしれませんね・・!?
- 2013 Maboroshi Chardonnay Los Carneros 幻 シャルドネ ロス・カーネロス
- 2009 Maboroshi Pinot Noir Russian River Valley 幻 ピノ・ノワール ロシアン リヴァーヴァレー
¥3,200 税込 ¥3,456
18 Saturday
~巨匠の描く、伝統と名声と革新と~
世界最高峰のシャルドネの境地
コント・ラフォンはブルゴーニュにおいて右に出るものはいない、コシュ・デュリと双璧をなす偉大な生産者です。
本拠地はムルソーなので白ワインがメインですが、若干量の赤も生産しています。
ドメーヌの歴史は1894年、初代ジュール・ラフォン氏によりはじまり、3代目当主となったルネ・ラフォン氏の代で、その名声は不動のものとなりました。
現当主は1985年より4代目のドミニク・ラフォン氏。
小作人に貸し出していた畑を契約期間の終了とともに、自家栽培に切り替え、近代的な設備を取り入れ、低い収量、低植樹率、すべての畑をビオディナミに切り替えるなど、不動の地位を手にしていながらも、その改革の勢いはとまりません。
ムルソーといえば芳醇な果実味とヴォリュームのあるリッチなテイストが人気ですが、そこへ磨き上げられたような緻密な質感と、しっかりとした構造を打ち出してくるのがコント・ラフォンの特徴。
村名ムルソーですが、一級畑のブドウもブレンドされていて、並みの生産者の一級レベルは遥かにしのぐ素晴らしい味わいに仕上がっています。
生産量も非常に少なく、入手も困難を極めますが、極上の白ワインを求めるならば、これ以上ないほどの逸品と言えるでしょう。
- 2011 Meursault / Comtes Lafon ムルソー / コント ラフォン
¥4,000 税込 ¥4,320
11 Saturday
~タナ VS ムールヴェードル~
濃密・パワフル 熟成赤ワイン対決!!
フランスを代表する濃厚品種を飲み比べ出来る企画です。
一つはアラン・ブリュモン氏率いるシャトーモンテュスからタンニンの語源となった「タナ」という品種で。
ボルドー人気に押されて無名であったスペインとの国境近くのワイン産地マディランを世界に知らしめる程のレベルに引き上げたこの地の立役者です。
イタリアで言うならばブルネロ・ディ・モンタルチーノのビオンディ・サンティをイメージするとわかりやすいかも知れません。
マルセイユから50km東に位置しているバンドールは、プロヴァンスの最高級の赤ワインの産地で、熟成して良くなるフルボディのワインが「ムールヴェードル」という品種から造られます。
シャトー プラドーは、1964年からワイン造りをする生産者で、ダンピエやピバルノンと並ぶこの地の最良の生産者です。
多くは地元消費されてしまうこの手のワインのバックヴィンテージを楽しめる中々無い機会です。
奥深い味わいを是非お楽しみください。
- 2000 Chateau Montus Madiran Cuvee Prestige / Alain Brumont シャトー モンテュス マディラン キュヴェ プレステージ / アラン ブリュモン
- 1997 Bandol Rouge / Chateau Pradeaux バンドール ルージュ / シャトー プラドー
¥3,200 税込 ¥3,456
4 Saturday
~ブルゴーニュ屈指の生産者・「ジャック・プリウール」~
カリスマ女性醸造家の手掛ける麗しき味わい
ジャック・プリウールは18世紀末にムルソーに設立されたブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌの1つです。
複雑なアロマをもった芳醇でセクシーなスタイル。柔らかなテイストで、いつ開けても美味しく楽しめる親しみやすい味わいが、多くのブルゴーニュファンを魅了しています。
所有者はエドワール・ラブリュイエール氏。ラブリュイエール氏はボージョレのムーラン・ナヴァン出身。
1988年にジャック・プリウールを買収し、1990年より女性醸造家ナディーヌ・ギュブラン氏を迎えて低迷していた品質を見事に向上させました。
ナディーヌ女史はフランスの有名ワイン専門誌“ラ・ルヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス”で1997年に女性で初めてベスト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた実力者です。
ナディーヌ・ギュブラン女史が醸造チームに加わったことにより、ジャック・プリウールのワインは、テロワールの特徴を重視した、美しい色合いの素直で柔らかなテイストへシフトしています。
シャンピモン(一級畑)はグレーヴ(一級畑)と並ぶジャックプリウールを代表する銘柄です。
グレーヴに比べ、粘土と鉄分を多く含む土壌からはより体躯のしっかりとした、厚みと温かみのある味わいが特徴で、斜面上部から白、下部から赤が生産されます。
カリスマ女性醸造家の紡ぐ、美しい味わいをお楽しみください。
- 2012 Beaune Champimonts Blanc ボーヌ シャンピモン ブラン
- 2012 Beaune Champimonts Rouge ボーヌ シャンピモン ルージュ
¥2,800 税込 ¥3,024