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第39回
《季節は巡りヴァハンとの再会・紫陽花の映える仲夏に響くチャイコフスキーの「四季》〜ヴァハン・マルディロシアンによるピアノソロコンサート〜
2023. 7.01 Saturday 12:00-15:30 - 第38回 2023年新春 ベートーヴェンに包まれて 2023年1月29日
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- 第32回 晩夏のシノワ モーツァルト ピアノコンチェルト 20 番と ヴァグナー、ジークフリート牧歌 2018. 8.26 sunday 12:00-15:30
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- 第24回 シノワ・サロンコンサート特別公演 2015.5.9 saturday
- 第23回 音楽の至高の楽しみ 2015.4.11 saturday
- 第1回〜第22回 ▶
ヴァハン・マルディロシアン、ピアノリサイタル << Pièces de mon favoris >>
2025年最初のサロンコンサート、2年ぶりのヴァハン・マルディロシアンのピアノソロ、リサイタルのプログラムが決まりました。ヴァハンと言えばヴァイオリンの巨匠、故イヴリー・ギトリスとの共演以来シノワではすっかりお馴染みのミュージシャン。今やヨーロッパでは売れっ子の指揮者で、先日もパリでシャルル・アズナブールおよびアラン・ドロンのメモリアルコンサートの指揮をするなど大活躍です。ベルギーの王立室内楽オーケストラの音楽監督として多くのコンサートの指揮をする一方で、2025年からはチェコのパドヴィチェ室内楽オーケストラの音楽監督に就任するなど、音楽活動の領域を更に広げています。そんなヴァハンがオーガナイザー、Itaru HABAのリクエストに答えて、ピアニストとしてのリサイタルを開催します。彼のピアニストしての才能は目を見張るものがあり、日本を代表するヴァイオリニスト、前橋汀子さんも彼を共演者として抜擢し、現在ベートーヴェンのソナタを録音しています。
さて今回のプログラムですが『Pièces de mon favoris =お気に入りの曲』と題して、ヴァハンのレパートリーの中から2025年の新春にぴったりの曲をお届けします。一曲目はベートーヴェンのピアノ・ソナタ、『田園」。ベートーヴェンと言えば『運命』、『第九』、『悲壮ソナタ』などに代表されるドラマチックで壮大なイメージがありますが、一方で『田園交響曲』のような明るく伸びやかな曲も作っています。今
回演奏される『田園ソナタ』は、彼の32曲のピアノ・ソナタの中でも珍しくメランコリックな悲壮感のない全編穏やかで生きる喜びに溢れたものです。あたかも郊外に広がる田園地帯を散歩するような雰囲気のまさにピアノ・ソナタの『田園』というタイトルに相応しい曲です。もう一曲はフランツ・シューベルトの数あるピアノソナタの中でも最も美しい『幻想ソナタ』です。シューベルトの曲には「ファンタジー=幻想」と題された素晴らしいものがありますが、その中でもフランツ・リストのお気に入りがこの『幻想ソナタ』です。この曲はオーガナイザー、Itaru Habaのお気に入りでもあり、前々からヴァハンに是非シノワで演奏してほしいいとリクエストしていた曲でもあります。この曲は音楽における『幻想=ファンタジー』が天才シューベルトによって具現化された至高の楽曲です。ピアニスト、ヴァハンの溢れる音楽性を通してシューベルトの幻想の世界が展開されて行きます。ベートーヴェンの『田園ソナタ』と合わせて是非お楽しみください。
オーガナイザー Itaru Haba
●会場/シノワ渋谷店
●日時/2025年2月16日(日)12:00〜15:30
●開場/11:30/コンサート 12:00〜13:00
●料理/コース料理、シャンパーニュ、ワイン2種付き
●定員/40名様限定
●金額/24,800円(ワイン、食事代、消費税・サービス料込み)
※事前振り込みをお願いしております
※ご入金後のご返金、キャンセルにつきましては、誠に勝手ながら応じられませんので、ご了承下さいますようお願いいたします。
●お申し込み/TEL 03-5457-2412 又は info@chinois.jp
artist
ピアノ・指揮
Vahan Mardirossian
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ&指揮) アルメニア・エレヴァン生まれ。パリ音楽院でジャック・ルヴィエに学び首席で卒業。ヴァイオリンの巨匠イヴリー・ギトリスにその才能を認められパリの楽壇にデビュー。 その後ヨーロッパ各国、アメリカ、カナダ、ロシア、日本等でリサイタル活動を行う。ギトリス、ロストロポーヴィッチ、カプソン兄弟、ハンナ・チャン等世界的な演奏家と共演を重ねてきた。現代音楽にも造詣が深く、エリック・タンギーよりピアノ・ソナタ第2番の献呈を受けパリでの初演に際してル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しで半ページを割いて称賛した。 2006年にニューヨークの指揮者セミナーに招かれ、クルト・マズアに学んで以来、指揮者としても非凡な才能を発揮。フランス国立管弦楽団、プラハ放送交響楽団等に客演を果たし好評を得た。現在はノルマンディーのカーン交響楽団の音楽監督、常任指揮者を務める。また自らが率いるアルメニア室内交響楽団の指揮者でもある。リリースしたCDは既に10枚に及び、主なものに「シューベルト作品集」「ヘンデル作品集」「ブラームス作品集」(イントラーダ)「アルメニア作品集」(ワーナーミュージック)などがあり、フランスのディアパゾン紙、ル・モンド・ミュジック誌で高い評価を得ている。2012年には自らのレーベルを立ち上げ「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ集」をリリース。
program プログラム
第1部:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第15番ニ長調『田園』作品28
第1楽章:アレグロ
第2楽章:アンダンテ
第3楽章:スケルツォ アレグロ・ヴィヴァーチェ トリオ
第4楽章:ロンド アレグロ・マ・ノン・トロッポ
第2部:フランツ・シューベルト、ピアノ・ソナタ第18番ト長調『幻想』D.894
第1楽章 モルトモデラート・エ・カンタービレ
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 メヌエット アレグロ・モデラート
第4楽章 アレグレット