archive salon concert
salon concert
31th
第31回 2018. 4.8 sunday 12:00-15:30

春のポーランドより愛を込めて オールショパンプログラム

2018年最初のサロンコンサートは『春のポーランドより愛を込めて』というタイトルで
ショパンの名曲を楽しんでいただきます。ショパンといえば革命の起きた祖国ポーランドを後にし、巴里にたどり着き
そこでサロンの寵児としてフランツ・リストと共にピアノ音楽および演奏技法に革命的な変化をもたらしたピアノの天才。 当時の作曲家にしては珍しくオペラも交響曲も書かずに、39歳の若さでその生涯を閉じるまで名曲を書き続けました。 そんなショパンが遺した数少ない室内楽曲の一つがチェロの名曲であるチェロ・ソナタト短調 作品 65 です。 このソナタは親友であった名チェリスト、フランショームに献呈されたもので、4 楽章からなる堂々たる作品です。 ドラマチックかつ華麗で繊細な音楽が展開され、ショパンの天才があますところなく発揮されています。 このショパンの個性が凝縮された名曲がコンサートの前半を飾ります。
後半はピアノソロでショパンを堪能します。ピアノの詩人・ショパンの叙情性に満ちたピアノ・コンチェルトの第 2 番 若干 20 歳の若き天才が書いた青春の息吹が感じ取れる曲です。今回はその第 2 楽章ラルゲットを アメリカの名ピアニスト、アール・ワイルドのピアノソロ用の編曲で。さらに幻想即興曲
バラード第 3 番、子守歌。ショパンの名曲の中から “春” をイメージさせる曲を選んでみました。 春といえばショパンの歌曲にまさに『春』というタイトルのものがあります。 この曲をショパンの友人にしてライヴァルであったリストがピアノソロ用に編曲しています。 今回のコンサートのオープニングに是非とも聴いてみることにしましょう。 オーガナイザー・Haba の初版コレクションの中に今回演奏される曲の楽譜があります。
当日は皆さまにお見せする予定ですが、あらかじめ演奏者の方にも見ていただき
インスピレーションを与えることができれば幸いです。
最後になりましたが今回の出演者はチェリストの花崎 薫さん、そしてピアノはシノワのミューズ、藤原 亜美さんです。 藤原さんよりチェロは是非とも花崎さんとの要請があり、前回のゴルトベルク変奏曲に続き出演していただきます。

オーガナイザー Itaru HABA 春のポーランドより愛を込めて オールショパンプログラム

artist チェロ
花崎 薫 profile

artist ピアノ
藤原亜美 profile


program プログラム

フレデリック・ショパン (1810-1849)
第1部
1:「 17 のポーランドの歌」作品 74 より “春 ” フランツ・リストによるピアノソロ編曲 2:「チェロとピアノのためのソナタ ト短調」作品 65
第 1 楽章:アレグロ・モデラート 第 2 楽章:スケルツォ 第 3 楽章:ラルゴ 第 4 楽章:アレグロ

第2部
1:「子守歌= Berceuse 変ニ長調」作品 57
2:「ピアノ・コンチェルト第 2 番 へ短調」作品 21 より
第 2 楽章 ラルゲット = Largetto アール・ワイルドによるピアノソロ編曲 3:「幻想即興曲(遺作)嬰ハ短調」作品 66
4:「バラード第 3 番 変イ長調」作品 47


wine ワイン


menu 料理