レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。
お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは
18:00
に抜栓します。
シャンボールのファンタジスタ Part 5
定員13名様
2012 Chambolle Musigny Les Baudes(G.Barthod)
2012 Chambolle Musigny Combe d’Orveau Cuvee Ultra(P.Minot)
2009 Chambolle Musigny Les Cras( G.Roumier)
2009 Chambolle Musigny Aux Combottes( G.Roumier)
2006 Chambolle Musigny Les Amourouses( R.Groffier)
1996 Bonnes Mares ( J.F.Mugnier)
1996 Musigny(J.F.Mugnier)
1990 Bonnes Mares(Vogue)
1979 Musigny(Vogue)
スタートはこの村に多数の一級畑を所有するジスレーヌ・バルトと、近年では当主クリストフがエレガントさに磨きのかかったワインを造るペロ・ミノ。キュヴェ・ウルトラはごく少量の樹齢の非常に高い古樹のみを用いて造られる逸品。
続いてルーミエを2種。非の打ち所のない、09ヴィンテージでルーミエの一級畑を飲み比べる、なんと贅沢なことでしょう。ミネラリーで研ぎ澄まされたクラと、肉感的で溢れる果実味のコンボット。どちらがお好きでしょうか。
お次はグロフィエ、親しみやすく分かりやすい味わいに実はグロフィエが一番好き!という方も多いのでは。アムルーズ=恋人達、の名前のついたこの5haの小さな畑はさながら小さなミュジニーを想わせ、常に南側一級畑の筆頭です。
そして今回のワイン会の1つ目の本命、J.F.ミュニエ。近年の価格の高騰には目を伏せたくなるレベル、シャンボールに留まらず、全ブルゴーニュで今一番注目されている生産者の一人ではないでしょうか。特にミュジニーに関しては、この価格でお出し出来ることは今後ないです、とはっきり断言致します。ミュニエの所有する北の王ボンヌ・マールと南の女王ミュジニー、96というビッグヴィンテージでいざ勝負!!
大トリはやはりこの生産者、ヴォギュエです。ミュニエと同じく北と南の横綱相撲。ボンヌ・マールはヴィンテージもミュニエの2アイテムと近いので飲み比べという意味でも楽しめます。
70年代、80年代前半はヴォギュエの低迷期と言われています。確かに80年代後半からのヴォギュエのミュジニーは余韻が長く、張りつめるような緊張感を持つものが多いと感じます。しかしながら、79年は良年であり、さらに良い意味で肩の力の抜けた柔らかさ、旨味、熟成感を感じ取れます。「あ、美味しい・・・。」思わずそんな言葉を誘うことでしょう。
24周年を記念したこのワイン会、皆様にとっても私達にとっても深く想い出に刻まれる、そんな一夜になれば幸いです。
~ツワモノどもの夢の夏~
白(シャルドネ)の細道
定員13名様
2015 Corton Charlemagne ( P.Y.C.Morey)
2012 Chevalier Montrachet(M.Niellon )
2007 Bienvenues Batard Montrachet( Leflaive)
2005 Meursault Perrieres ( Leroy)
2004 Meursault Perrieres ( C.Lafon)
1999 Meursault Luchets( Roulot )
1999 Batard Montrachet ( Ramonet)
まずは今や誰もが認めるトップドメーヌ、ピエール・イヴ・コラン・モレ。マルク・コランの長男として独立した後の評価はうなぎ昇り。バトナージュを一切用いないミネラリーさが信条です。
そしてシャサーニュの雄、ミッシェル・ニーヨン。古樹から低収量、新樽率は控えめ、がモットー。
フラッグシップのバタールとシュヴァリエは見つけたら即買うべし、と言われる一本。
お次はルフレーヴ、アンヌ・クロード時代のクラシック・ヴィンテージのグランクリュは愛好家にとっては喉から手が出るほど飲みたい一本でしょう。しかも蝋キャップのファミリー・リザーヴ。
そして超大御所、ルロワ。ネゴスものとはいえ、昨今の価格の高騰を考えるとシノワのワイン会でもご用意できる回数は年に一回あるかないか、です。しかもペリエールは御三家と言われる1級畑(他はジュヌヴリエールとシャルム)の中でも一番の味わいと言われます。
続いてはムルソーの揺るぎなき王者コント・ラフォン。畑は同じくペリエールで。磨き抜かれたピュアで旨味を感じるムルソーはこの生産者、唯一無二のものでしょう。
そして忘れてはいけないムルソー村御三家末っ子のルーロ。その繊細なタッチの味わいは特に玄人受けすると言われ、ブルゴーニュブランラヴァーから絶大な人気を誇ります。グラとは対極にある筋の通った酸があります。
最後は不動のラモネからグランクリュ、バタール・モンラッシェを。風味豊かでおおらかかと思わせきや絞りこまれたような骨格も持ち合わせるこのワイン。ため息が出るほど退廃的とも言える味わいを1999年というビッグ・ヴィンテージで締めくくります。夏の夜にだけ出現するその白い細道を歩くとき、栄華を極めた巨匠たちの背中があなたにも見えてくるかもしれません・・・。