regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 18:00 に抜栓します。

12 December 2024
30 Monday

〜天国への扉の鍵の摑み取れ!〜

至高の“左岸” VS 至玉の“右岸”  

コース料理無し
¥228,000 消費税・サービス料別

1966 Château Ausone

1966 Château Cheval Blanc

1966 Château La Conseillante

1952 Château Petrus

1948 Château Lafite Rothschild

1937 Château Mouton Rothschild

1937 Château Latour

プランCはボルドーです。ジロンド河により「左岸」と「右岸」に隔てられるボルドーワインの心臓部。
河幅は最大11kmにもなり、緩やかな流れを造り大西洋に注ぎます。
ご用意したワインは右岸からは代表銘柄ペトリュスを含む4アイテム。左岸は全て五大シャトーからの3アイテム。
ワインの1つの楽しみ方として、「歴史(時間)を飲む」ということが言えます。最良のワインの極めて希少な超長期熟成ワイン、ましてや87年前はシノワグループのワインラヴァーの皆様といえど、なかなかどうして体験出来ない「非日常」の領域と言えるのではないでしょうか。
87歳と言えば人間で言えば翌年はもう米寿のお祝いの年です。柔らかく深みを増し、尚外交的な果実味を秘めながら、知識と経験を武器にあらゆる困難に立ち向かえる、そんなイメージでしょうか。
五大シャトーの中でも肉感的でタフなラトゥールと繊細でシルキーなムートン、この対比は2024年最高のエクスペリエンスに成り得ます。また、今後の人生で見ることすらないであろうレベルのドメーヌラベルのペトリュス。右岸がパーカリゼーション(ロバート・パーカーの評価を意識する作りに生産者がシフトしていった現象)するより遥かに以前のラベルの聖ペテロがその鍵で開ける未来とは・・・。
天国なのか、地獄なのか、審判出来ること自体が幸せなのかもしれません。

世界遺産にも登録される月の港ボルドー。元は湿地帯でワイン造りには全く不向きなこの土地を開墾し、排水の技術の向上とワイン造りに情熱を傾けた人々の惜しまぬ努力により、知らぬものは無い不動の銘醸地となりました。
87年という遥か彼方への旅路を、ジロンド河と時代(とき)のうねり、移り変わりと共に年末の締めくくりとしてご提案致します。

12 December 2024
30 Monday

ー 29日、30日 両日開催 ー

D.R.C 9種水平 Ver.2020

コース料理無し
¥398,000 消費税・サービス料別

2020 Corton Charlemagne

2020 Montrachet

2020 Corton

2020 Echezeaux

2020 Grands Echezeaux

2020 Romanee St Vivant

2020 Richebourg

2020 La Tache

2020 Romanee Conti

※白ワイン2種と赤のコルトンはハーフ量の25ccです。

ヴィニュロンにとって何よりも忘れられないのが 2020 年の春である。世界各国の政府が前例のないウイルスに対応すべく、人類にさまざまな制約を課している間、自然は私たちが徐々に狭めていった本来の居場所を再発見するかのように自らを
解放していた。
外出規制が始まると、空からは飛行機が消え、道路は閑散とし、人間の活動がなくなった。その結果、空が明るくなり、鳥の数が増え、鳴き声も今まで聞いたことがないくらい大きいことに気が付いた。花々は見たことがないような色彩で、飛行機や工場の煙はもう見られなかった。自然が幸せを表わしている。ブドウ樹もこの自然のコンサートに参加し、活力と健康を助長させた。
<2020年 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社 ヴィンテージ評価コメントより一部抜粋>

12 December 2024
29 Sunday

〜受け継がれる巨匠の魂〜

“温故知新”を識る

コース料理無し
¥288,000 消費税・サービス料別

1996 Vosne Romanee 1500ml (E.Rouget)

1993 Vosne Romanee Les Beaumonts (L.Jayer)

1982 Nuit Saint Georges Murgers (H.Jayer)

1973 Vosne Romanee Clos des Reas (J.Gros)

1973 Richebourg (F.Gros)

1959 La Romanee Saint Vivant (C.Noellat)

1959 Musigny (Vogue)

まずは村名ヴォーヌ・ロマネから。ご存知アンリ・ジャイエ愛弟子、エマニュエル・ルジェのマグナムボトル。お気付きのように正直ありえない位のクレイジーな滑り出しです。お次はアンリ・ジャイエのお兄さん、ルシアンの一級畑、ボーモン。かなり仲の良い兄弟だったようで、この前年はルシアンが体調を崩し、アンリが大きくルシアンのワイン造りに関わったのは有名な話・・。
そしてここにきて本家アンリ・ジャイエの登場です!20世紀最高の生産者として、この方を脇に置いて、「伝説の」などという言葉は軽々しく使えません。そのヴィニュロンとしての生き方は「アンリ・ジャイエのワイン造り」という本にまでなり、日本でも翻訳版が人気を博しています。飲み頃を迎えた彼の全盛期のミュルジュをお楽しみください。そしてサブタイトルにある「巨匠」を語るのであればこの方も外すのは不可能、ジャン・グロ、そしてその兄弟のフランソワ。フランソワ・グロは現在敵無し、とも言えるアンヌ・グロの父に当たります。ジャン・グロからは今や長男ミッシェルの代名詞ともなっている一級畑のクロ・デ・レアを。そしてフランソワからはこの家系のもう1つの代名詞である特級畑、リシュヴールを。70年代前半は一般的に「厳しめの年」と評価されますが、兄弟によるこの同一ヴィンテージ飲み比べはかなり興味深いものがあります。針の穴を通すかごとくのギリギリの集中力を魅せてくれるのではないでしょうか。そしてもう一人の伝説の生産者シャルル・ノエラの登場です。昨今ではセレエ・デ・ウルシュリーヌの方が広く浸透しており、ルロワに売却し消滅したオリジナルをご存知ない方も多くいらっしゃいます。ロマネ・サン・ヴィヴァンは同生産者のフラッグシップの1つです。最後は同一年の特級畑、ミュジニーの覇者とも呼べるヴォギュエの作品で締めくくります。三銃士が立て直しを測る遥かに以前の第一次全盛期である幻クラスのミュジニーをお楽しみください。熱烈なワインラヴァー、飲み手それぞれの中にあるブルゴーニュワインのあるべき姿。一時代を築いた生産者による「温故知新」の伝統的な味わいを楽しみつつ今年度の締めくくりと致します。

11 November 2024
26 Tuesday

〜グルナッシュとシラーの織りなす世界〜

南北ローヌの二大巨塔

コース料理無し
¥59,800 消費税・サービス料別

■2014 Cote Rotie La Mouline(E.Guigal)

■2014 Cote Rotie La Landonne (E.Guigal)

■2014 Cote Rotie La Turque(E.Guigal)

■2014 Cotes du Rhone La Pialade (Chateau Rayas) 

■2010 Cotes du Rhone Rouge Chateau de Fonsalette(Chateau Rayas)

■2010 Chateauneuf du Pape Rouge Pignan(Chateau Rayas) 

北部代表として、ギガルの三つ子三兄弟、「コートロティのラ・ラ・ラ」です。
ギガル社の創業は戦後間もない1946年のこと。その後、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと急激に大成長を遂げました。年々値上がりし、ラヤスと並びローヌの超高級銘柄となっていて熟成したこれらの銘柄を水平で飲める機会はかなり少ないのでは。2014年のローヌは夏季の大雨により評価は低い年ですが、その分エレガントで早飲みできるヴィンテージです。
1966年からのラ・ムーリーヌは、凝縮感がありながら非常に繊細で上品。シルキーなテクスチャー。
1978年からのラ・ランドンヌは濃厚でタンニンが豊富、ガッチリとしたストラクチャーを持つ堅固な造り。
1985年からのラ・テュルクは特に希少性が高く、凝縮感たっぷりながら果実味も豊富でしなやかな造り、妖艶さが感じられます。
南部代表として、ラヤスをご用意。シャトーヌフ・デュ・パプ(以下CNDP)の生産者ですがある意味「らしくない」味わいに沼る方が最も多い偉大な生産者です。その味わいは常にブルゴーニュのトップ生産者と比較されます。ファーストラベルのCNDPもさることながらその多彩なラインナップとグルナッシュにこだわった他キュヴェもまごうことなきラヤス節が冴え渡ります。
ピアラードはラヤスのサードワイン的位置づけ。グルナッシュ種100%。通常、フォンサレットの若木とアサンブラージュで使わなかったもので造られます。力強さはありませんがとても滑らかで染み込むような旨味が楽しめます。フォンサレットは叔父のジャック・レイノーから譲り受けたシャトーでオランジュというローヌ入り口の小さな街に近い村にその畑はあります。ラヤスの他キュヴェとの違いはベースはグルナッシュですがサンソーやシラーも多くブレンドされ「ブレンドの妙が楽しめる」ところと言えます。
最後はピニャン。CNDPのセカンドラベルでグルナッシュ種100%。シャトーヌフ デュ パプに所有する区画の中で最も北に位置し、砂質ではなく粘土と丸石で形成される一般的なシャトーヌフの土壌に近い畑です。甘くスパイシーな香り、エレガントな酸味と果実味、しっかりした骨格があり口当たりは固いですが奥行きが深く素晴らしい余韻があるワインです。
ローヌワインをじっくり味わうこと、それは秋から冬への季節の移り変わりを楽しむ大人の為の贅沢な癒しの時間です・・・。

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  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 18:00 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
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