レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。
お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは
17:30
に抜栓します。
~較べて見えるモレ村の全容~
大解剖!モレサンドニ村
定員13名様
2007 Clos de la Roche Vielle Vigne(Ponsot)
2007 クロ・ド・ラ・ロシュ・ヴィエーユ・ヴィーニュ(ポンソ)
2007 Clos Saint Denis(Dujac)
2007 クロ・サン・ドニ(デュジャック)
2007 Clos de Lambray(Lambray)
2007 クロ・ド・ランブレ(ランブレ)
2007 Clos de Tart(Mommessin)
2007 クロ・ド・タール(モメサン)
2007 Bonne Mares(R.Groffier)
2007 ボンヌ・マール(ロベール・グロフィエ)
2007 Musigny(Vogue)
2007 ミュジニー(ヴォギュエ)
2007 Romanee Saint Vivant(Lucien Le Moine)
2007 ロマネ・サン・ヴィヴァン(ルシアン・ル・モワンヌ)
モレサンドニ村は、村の3割をグランクリュが占め、中世から評判の高い畑が現在のグランクリュになっています。文献によるとクロ・ド・タールは1141年に聖ヨハネ騎士団がノートルダム・ド・タール寺院に売却したという記述があり、その前から素晴らしいワインが出来上がっていました。クロ・サン・ドニも同じような長い歴史を有しています。
当日ご用意する2007年は、ブルゴーニュ好きが愛する透明感とミネラルにあふれた、最もブルゴーニュらしいヴィンテージ。美しく成熟し、飲み頃に入ったヴィンテージです。この村の5つのグランクリュを並べて、水平テイスティングをするだけでもその畑の個性、テロワールを十二分に感じられますが、隣接する2つの偉大なグランクリュと合わせて飲むことで、さらにそのテロワールの違いを感じていただきます。ポンソ、デュジャック、グロフィエ、ヴォギュエという、その畑のみならずブルゴーニュを代表する生産者と、モノポールのクロ・ド・タール、ほぼモノポールのクロ・ド・ランブレの7つのグランクリュを豪華に並べて比較してください。ブルゴーニュの歴史の成り立ち、畑の遍歴、生産者の力量などに思いは馳せ、どうぞご堪能ください。
~9つのグラン・クリュ~
【ブルゴーニュワインの王様】
定員13名様
2012 Chambertin(Rossignol Trapet)
2012 シャンベルタン(ロシニョール・トラペ)
2012 Chambertin Clos de Beze(Faiveley)
2012 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(フェヴレ)
2012 Ruchottes Chambertin Clos des Ruchottes(A.Rousseau)
2012 リュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショット(アルマン・ルソー)
2012 Griotte Chambertin(Ponsot)
2012 グリオット・シャンベルタン(ポンソ)
2012 Charmes Chambertin(Dugat Py)
2012 シャルム・シャンベルタン(デュガ・ピィ)
2012 Mazoyeres Chambertin(Perrot Minot)
2012 マゾワイエール・シャンベルタン(ペロ・ミノ)
2012 Latricher Chambertin(D.Laroze)
2012 ラトリシエール・シャンベルタン(ドルーアン・ラローズ)
2012 Mazis Chambertin(Maume)
2012 マジ・シャンベルタン(モーム)
2012 Chapelle Chambertin(L.Jadot)
2012 シャペル・シャンベルタン(ルイ・ジャド)
2012年の天候は恵まれたものではありませんでした、しかし小粒の実が混ざる事で味わいとしてはとてもポジティヴな結果になりました。果実味も酸味も濃縮感が有り、液量に対する果皮の割合の増加でタンニンも豊富、ワインの質としてはいわゆるビックヴィンテージに近いものとなりました。ある意味奇跡のヴィンテージです。
①シャンベルタン(ロシニョール・トラペ)
力強さやフィネス、ジュヴレの美質全てが見事に融合したブルゴーニュの王様。
ジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を置くロシニョール・トラぺは、ジュヴレ・シャンベルタンでも名高い区画の持ち主として知られた、ルイ・トラペの分割により誕生したドメーヌ。
②シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(フェヴレ)
ブルゴーニュ随一の歴史ある畑から生まれる、並外れた芳香と際立った緻密さ。
かつてベーズ修道院の持ち物であった、由緒正しいグラン・クリュ。フェヴレはここに自社畑を所有する。
③リュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショット(アルマン・ルソー)
痩せた土壌由来のミネラルと強い骨組みが特徴。きめ細やかで洗練した味わい。
モノポール畑クロ・デ・リュショット。小さな畑ではあるが、上部と下部に分けられ、上部の一部の畑はクロ・デ・リュショットという名で、アルマン・ルソーが単独所有している。
④グリオット・シャンベルタン(ポンソ)
ジュヴレ最小の特級畑。野生のサクランボのアロマと肉厚な果実味が魅力。
グリオットはジュヴレ・シャンベルタンでは異質のエレガントなワインを生み出す。香りは名前のとおりグリオット(ダークチェリー)を感じさせます。
ドメーヌ元詰めの先駆け、ディジョン・クローンの生みの親。
⑤シャルム・シャンベルタン(デュガ・ピィ)
凝縮したみずみずしい果実味と柔らかさに心惹かれる、愉しみ溢れるワイン。
ベルナール・デュガ・ピィは、従兄のクロード・デュガと並び、カルト的な人気を誇る生産者です。こちらのシャルム・シャンベルタンは、全体の3分の2がシャルム・シャンベルタンで、3分の1はマゾワイエール・シャンベルタンがブレンドされています。マゾワイエールはシャルムを名乗ることもでき、ドメーヌでは最初に所有したマゾワイエールがシャルムと近接した区画で、土壌的な差が見られなかったため、シャルムにブレンドしてひとつのキュヴェとしております。
⑥マゾワイエール・シャンベルタン(ペロ・ミノ)
エレガントかつ、際立ってフレッシュで濃厚な野生味、がっしりとした男性的な味わい。
現当主クリストフが父親アンリの後を継いでから劇的に品質の向上が図られました。
⑦ラトリシエール・シャンベルタン(ドルーアン・ラローズ)
軽快な味わいで女性的とも表される、繊細でミネラリーなスタイル。
高い品質を誇るジュヴレ・シャンベルタンの老舗ドメーヌ。現在、5代目当主のフィリップ・ドルーアン氏は、「ミスター・グラン・クリュ」の異名を持つ人物。
⑧マジ・シャンベルタン(モーム)
はじけるほどの果実感に、豊富なタンニンと酸。傑出した力強さが特徴。
古典的なジュヴレ・シャンベルタンの造り手として知られるドメーヌ・モームの樹齢70年を超えるフラッグシップのマジ・シャンベルタン。
⑨シャペル・シャンベルタン(ルイ・ジャド)
豊かな芳香と気品。スタイリッシュにまとめられたバランス感に優れた味わい。
ルイ・ジャドの自社畑 ドメーヌ物のシャペル・シャンベルタンは、樹齢50年以上の古樹から僅かしか造られない珠玉のワイン。
9つの特級畑を是非飲み比べることで、ブルゴーニュのワインを楽しむ醍醐味のひとつであるテロワールの違いを堪能してみてはいかがでしょうか。