regular tasting レアものから年代物まで、様々なワインを・・・

レアものから年代ものまで、毎回様々なテーマを絞り込みセレクトしたシノワワイン会のご案内です。 お好きなお時間にご来店していただき、それぞれのテーブルでご自由にお楽しみください。
但しワインは 17:30 に抜栓します。

8 August 2023
11 Friday

~限りなくグランクリュ!コート・サン・ジャックの実力~

【極みの1級畑/ジュブレ・シャンベルタン村編】


¥69,800 76780

2011 Gevrey Chambertin Les Cazetiers (O.Bernstein)
2011 ジュヴレ・シャンベルタン・レ・カゼティエ(オリヴィエ・バーンスタイン)
2006 Gevrey Chambertin Clos St.Jacques (B.Clair)
2006 ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック(ブリュノ・クレール)
2005 Gevrey Chambertin Lavaux St.Jacques (D.Mortet)
2005 ジュヴレ・シャンベルタン・ ラヴォー・サン・ジャック(ドニ・モルテ)
2004 Gevrey Chambertin Lavaux St.Jacques (C.Dugat)
2004 ジュヴレ・シャンベルタン・ ラヴォー・サン・ジャック(クロード・デュガ)
2002 Gevrey Chambertin Clos St.Jacques (S.Esmonin)
2002 ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック(シルヴィ・エスモナン)
2000 Gevrey Chambertin Les Cazetiers (Serafin)
2000 ジュヴレ・シャンベルタン・レ・カゼティエ(セラファン)
1999 Gevrey Chambertin Combe Aux Moines (Fourier)
1999 ジュヴレ・シャンベルタン・コンブ・オー・モワンヌ(フーリエ)
1996 Gevrey Chambertin Clos St.Jacques Vieille Vignes(Fourier)
1996 ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・サン・ジャック ヴィエイユ・ヴィーニュ(フーリエ)

今回は「極みの1級畑/ジュヴレ・シャンベルタン編」と題し、村の北部に位置するコート・サン・ジャック(サン・ジャックの丘)に集中する、11ある1級畑の中の最良の4つの畑にフォーカスして、その実力を探ります。標高が高くラヴォー背斜谷の背後にあるため冷涼な風が吹き抜け、南〜東向き斜面のため日当たりが極めて良いという2つの要素がテロワールを形成します。豊かな果実味とクリアな酸味が高い次元で融合している、それがコート・サン・ジャックの本質です。

まずはアンリ・ジャイエの下で研修をした経歴を持つ、オリヴィエ・バーンスタインの「レ・カズティエ」からスタートします。最高の区画と樹齢の高いブドウの樹、特に1級畑と特級畑にフォーカスしたミクロ・ネゴスの最高峰。ブルゴーニュの新世代ネゴシアンとして、数多くのジャーナリストから高く評価されています。レ・カズティエは、日照に恵まれた畑で、エネルギッシュな果実味ときめ細かく濃厚なタンニンが前面に出た、力強く複雑味に満ちたスタイル。樹齢は60年から80年のものです。

続くブリュノ・クレールの「クロ・サン・ジャック」は、今はなきクレール・ダユを引き継ぎ、今日では大ドメーヌに発展した生産者。わずか5人の所有者しか存在せず、エレガントで繊細な、唯一無二の個性を有した畑です。特級畑を上回る評価を受けることも多い、グランクリュに最も近い卓越したテロワール。

ここからドニ・モルテとクロード・デュガの「ラヴォー・サン・ジャック」が続きます。この畑はクロ・サン・ジャックに隣接する南向き斜面で、ストラクチャーとエレガントな酸味が見事に調和し素晴らしいバランスのとれたワインになります。ドニ・モルテの当主のアルノー・モルテは、メオ・カミュゼとドメーヌ・ルフレーヴで研修し、13歳の頃からすでに父の手伝いをして働いていた生粋のブルギニヨン。クロード・デュガはカルト的人気を誇るトップドメーヌ。2005年は当たり年で2004年は涼しい年、この比較もお楽しみください。

そして2002年「クロ・サン・ジャック」は、女性ヴィニュロンとして名高いシルヴィ・エスモナン作。祖父はかつてクロ・サン・ジャックの畑の単独所有者であったムシュロン伯爵のもとで働いており、その際に畑の一部を購入したとの事。エスモナンの区画は最も北に位置し、有機農法で耕作され、低収量で、パートナーのドミニク・ローランの新樽で熟成されます。

そして「レ・カズティエ」はグランクリュのシャンベルタンやクロ・ド・ベーズより標高で50m以上高く、急斜面で東向き。きめ細かくエレガントで複雑という、洗練さと緻密さを兼ね備えた素晴らしい畑です。生産者はパーカー5ツ星で、この村屈指のスター・ドメーヌとなったセラファン。父のクリスチャンの時代に発展し、今は娘のカリーヌと姪フレデリックが2人で運営しています。ブリュノ・クレール曰く、「クロ・サン・ジャック」と「カズティエ」を並べて試飲するのは、殊の外興味深いとの言。お楽しみください。

トリは、ブルゴーニュで最も入手困難な超人気生産者、フーリエの1999年「コンブ・オー・モワンヌ」と1996年「クロ・サン・ジャック」です。1928年に植樹した「コンブ・オー・モワンヌ」と、1910年に植樹したクロ・サン・ジャックはどちらも超ヴィエイユ・ヴィーニュ。その高い樹齢のためブドウは豆粒ほどの実しかつけないとのこと。当主のジャン・マリーはアンリ・ジャイエで修行後、1994年にドメーヌを引き継ぎ、一代でこのドメーヌをブルゴーニュ最良へと育て上げました。ヴィンテージは最高、畑も最高、造り手は超一流、さらに長期熟成も経て、皆様の前にお届けいたします。

ジュヴレ・シャンベルタン村の極みの1級畑の魅力をたっぷり堪能できる一日。スタッフ一同ぜひご参加をお待ちしています。

7 July 2023
16 Sunday

~ムルソー村のテロワールを再考~

燦く金色の雫!


¥77,777 85554

2018 Meursault Porusot(Roulot)
2018 ムルソー・ポリュゾ(ルーロ)
2018 Meursault Clos des Boucheres(Roulot)
2018 ムルソー・クロ・デ・ブシェール(ルーロ)
2018 Meursault Charmes(Roulot)
2018 ムルソー・シャルム(ルーロ)
2012 Meursault Perrieres (de Monteille)
2012 ムルソー・ペリエール(ド・モンティーユ)
2005 Meursault Perrieres (Ch.de Puligny Montrachet)
2005 ムルソー・ペリエール(シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ)
2002 Meursault Charmes-Dessus(M.Bouzereau)
2002 ムルソー・シャルム・ドゥスェ(ミシェル・ブーズロー)
2001 Meursault Santenot(M.d'Angerville)
2001 ムルソー・サントノ(マルキ・ダンジェルヴィーユ)
2000 Meursault Genevrieres(C.Lafon)
2000 ムルソー・ジュヌブリエール(コント・ラフォン)

まずは2018年のルーロの3つの畑の飲み比べからスタートします。ジャン・マルク・ルーロが1982年に跡を継ぎ、実作業は1988年に始めたこのドメーヌですが、年々評価が高まり、ジャン・フランソワ・コシュとドミニク・ラフォンが引退した今、この村の頂点に立っていると断言できます。純度、鮮度、明確さ、クリーンさを極限まで追求した理想の造りを体現しています。
ルーロほどエレガントで美しく、ムルソーらしいしなやかな肉付きのワインは今までなかったでしょう。その価格もあっという間に上昇し大変なことに。最上級の香水以上に香り高く、このうえなく純粋で、滑らかでシルクを超える舌触り。
「ポリュゾ」「クロ・デ・ブシェール」「シャルム」3つの畑でルーロの素晴らしさを体感していただきます。
続いてエティエンヌ・ド・モンティーユが造ったムルソー最上畑「ペリエール」の飲み比べです。2001年からドメーヌの当主となり、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの経営にも就いたエティエンヌは、その造りをヴィオディナミ、全房発酵と進化させ、しなやかでシルキーなワインを目指し、そして造っています。「ペリエール」の名前は石切り場に由来しミネラルに富み、東南東向きの理想的な日照による豊潤さも加わり、別格1級との評。
一緒に醸造をしていた妹のアリックスはジャン・マルク・ルーロに嫁いだというブルゴーニュらしい関係性も面白い。なお、2016年より函館にド・モンティーユ&北海道のプロジェクトを立ち上げ、今年2023年にはワイナリーの完成と自社畑によるドメーヌ物の初リリースと、今最も日本で注目されている人物なので要チェックです。

その後は熟成ムルソーを一挙に3本続けてご用意致します。1級畑御三家の一角「シャルム」の中でも上部に位置するDessus=ドゥスェは1級最上、下部のDessous=ドゥスーは土が重く石が少ないため、大きく落ちると言われます。そのため誇らしげにエチケットに記載するのは当然でしょう。
そのフィネスとエレガンスは唯一ルーロに対抗できると言われています。続いて名門マルキ・ダンジェルヴィーユが造る唯一の白ワイン「サントノ」です。サントノの畑は赤ワインならヴォルネイ・サントノ呼称になる為、大半の生産者はピノ・ノワールを植えるという事もあり、とても珍しくて希少です。美しく品格と透明感にあふれているヴォルネイと同じく、白ワインも知的でデリケートな味わい。
トリはご存知、コント・ラフォンの「ジュヌブリエール」で締めさせていただきます。ラフォンが所有している区画はペリエールと隣り合う東向きの斜面という好立地で、その2/3は70年超の古木です。また表土が30ー40センチと薄いため、極めてミネラリーなワインとなります。
ペリエールのフィネスとシャルムの力強さを併せ持ち、ヴィオディナミ転換後のためピュアさも際立っています。ムルソーの魅力をたっぷり堪能できる一日。スタッフ一同ぜひご参加をお待ちしています。

定員  13名様 お一人様より承ります。

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regular tasting
  • お1人様より承っております。
  • キャンセルは、開催日の3日前までにお願いいたします。
  • 当日、ワインのコンディションよっては同等クラスのものと交換させていただく場合もございます。予めご了承ください。
  • ワインは 17:30 に抜栓します。
  • 表示金額は税込表記になっております。
    10%のサービス料を頂戴いたします。
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